12月6日に「奇跡体験!アンビリバボー 謎を解け!真冬のミステリー2時間スペシャル」で
JFK暗殺事件と並ぶロシアのミステリー
ディアトロフ峠事件
の謎について放送されます。
ロシア史上最悪の遭難事件ということで
本や映画にもなっています。
最近、新物証が出たという事で話題にもなりました。
そして、このタイミングでTV放送があります。
これはもしかしたら番組内で謎は解けた!
と発表されるのかもしれません。
そこで、私は番組よりも一足先に
謎が本当に解けたのか情報を集めてみました。
私が調べた内容と
番組が放送した内容が違いましたので
記事の最後に番組の内容をまとめましたので
ご覧ください。
目次
ディアトロフ峠事件って?
引用元:https://theunredacted.com
写真は悲劇直前の人達
1959年2月2日に旧ソ連ウラル山脈で起きた
10人中9人の男女がスノートレッキング中に事件に
巻き込まれ帰ってこなくなった怪奇事件です。
生存者の一人は体調不良により途中棄権です。
以下は当時の事故調査の報告書から分かったことです。
引用元:https://okakuro.org
テントを内側から引き裂き
気温がー30度という極寒にもかかわらず
裸足で逃げ出した形跡があった。
問題は彼らが見つかった時の状態です。
体には争った形跡は無いにも関わらず
2体に頭がい骨骨折
別2体には外傷がないのに肋骨が砕け
うち1体は眼球と舌が失われていた。
服装は
ほぼ全員が薄着であり
靴を履かず、もしくは片方だけ履いていた人や
靴下だけを履いていた人もいたそうです。
さらには先に亡くなったと思われる人の衣服を
足に巻き付けている人もいたそうです。
このことより考えられるのは
死の危険を感じるほどの緊急性のある事柄が起き
逃げ出したと考えれそうです。
ディアトロフ峠の由来
トレッキングの目的の山がオトルテン山というところですが
オトルテンはマンシ語(シベリア北西部の少数民族の言語)で
そこに行ってはいけないという意味の山だそうです。
トレッキングの途中で吹雪が起こり
視界が悪くなり、方向を見失ってオトルテン山の南にある
ホラート・シャフイル山に登り始めました。
ホラート・シャフイルはマンシ語で死の山という意味です。
そして事件があった峠を一行のリーダーであった
イーゴリ・ディアトロフの名前からディアトロフ峠と
呼ぶようになったのです。
事件の原因と考えられたもの
- ロシアの軍事兵器説
- イエティに襲われた説
- 原住民が襲った説
- 未確認飛行物体・生命体が人体実験を起こした説
- 雪崩に襲われた説
- 途中棄権した1人が犯人説
- テント内の火事説
- 熊の襲撃説
このうちイエティ、原住民について調べている
動画がありましたのでご覧ください。
ただ、残念ながら生き物がかかわる説は否定されています。
そもそもにテントや彼らの周辺には
足跡がなかったので生き物が犯人ではないと
考えられたからです。
この事件の不可解な点
複数のジャーナリストや研究者たちから
不可解な点が報告されています。
- 当時、山には、一行以外の人間がいる様子がない。
- テントに残された痕跡は、彼らが自らの意思によって
テントから離れたことを示していた。 - 一部の人の衣服から、高い線量の放射能が検出された。
- 発表された資料に、内臓の状態の記載がない。
- 彼らの肌の色が「濃い茶褐色」に変色していた。
- 事件の前夜、山から南に約50kmほど離れた場所にいた別の一行が、山の上空で奇妙なオレンジ色の光を目撃。
- 以前から山の周辺で、軍が密かにその地を利用しているという噂が流れており、その噂を裏付けるような大量の金属の破片が見つかっている。
- テントを張った場所は、宇宙基地と、旧ソ連の核実験場との中間に位置していた。
- テント内に残されていたカメラを現像したところ、最後の一枚には「光体」のような謎の物体が写っていた。
事件は旧ソ連政府の管轄となっており
捜査はたった4週間で打ち切られました。
この事件は機密事項として扱われ
閲覧できないようになっています。
このため
政府に不信感を抱き国民に知られてはいけない事実がある!
と人々に認識されています。
新事実
ロシアのニュースサイトが2018年の8月20日に
報じた記事によりますと
2008年頃にディアトロフ峠の近くで奇妙な金属製の板が
発見されていたそうです。
なぜ、10年も経ってその事実を公表したのかは謎です。
引用元:https://ura.news
発見者は観光客で、仲間やガイドと共に付近を
トレッキング中に不思議な物体が落ちているのに
気付いたそうです。
縦横長さ90cmほどの金属製の板で
表面には正方形のへこみが規則正しく並んでいて
全体的に薄汚れていて、形も歪んでいるものでした。
引用元:https://ura.news
この画像を見た専門家はロシアの大陸間弾道ミサイル
UR-100の燃料タンクの一部ではないかと
考えているそうです。
そのため、よりはっきりしたことを突き止めるため
金属板の成分や製造年月を分析しているそうです。
これが仮にミサイルの一部品であるとすれば
事件はこう考えることが出来ます。
ミサイルの実験失敗によりディアトロフ峠付近に
墜落した際に放射能性物質が飛散。(服から放射能)
さらにはロケット燃料を搭載しているので
火災が発生。(体のやけど跡)
ミサイル墜落による衝撃。(緊急性のある命の危機)
そしてミサイル墜落を裏付ける証拠も
峠で見つかっているようです。
超常現象や不可解事件に関するジャーナルを
発行しているロシア人ブロガーの
ワレンチン・デグテリョフ氏だ。
彼は、ディアトロフ一行の死が
威力の小さなミサイルが山に
直撃したことによるものだと考えている。
自身のオンラインジャーナルで
彼が述べたことには
この一帯の衛星写真を詳しく調べると
証拠となる直径30メートルのクレーターが
見つかるが、それは彼らのテントから
約3キロメートルしか離れていないという。
以上の事より
発見された金属片がミサイルの物だとすれば
この事件は解決に向かいそうですね。
ただ、思うのが当時の政府があんな大きな物的証拠や
クレータといったものを見逃すのかな?
ということです。
奇跡体験!アンビリバボー
12月6日放送の「奇跡体験!アンビリバボー」で
ロシア最大のミステリー
ディアトロフ峠事件の謎について放送されます。
旧ソ連政府が事件捜査を早々に切り上げ
機密事項として封印。
ところが、今年に入り新たな証拠が発見されたことで
事件は一気に解決に向かう風が吹きました。
番組ではどのような真実が語られるのでしょうか?
私が辿り着いた答えと同じものなのでしょうか?
当日の放送が楽しみですね。
まとめ
今回は次のようにまとめてみました。
- ディアトロフ峠事件はどんな事件?
ディアトロフ峠の由来 - 事件の原因と考えられたもの
この事件の不可解な点 - 新事実
今回調べて思ったのが
見つかった物証が事件とつじつまの合う内容なので
私自身、真実に近づいたのではないかなと
思っています。
9人の人達が亡くなられたことは
非常に心が痛みます。
入ってはいけないと言われている場所に
入りさえしなければ巻き込まなかったはず。
忠告を聞入れいれば・・。
あなたの行動は命を懸けるほど大事なものですか?
今回の事件の教訓はこういう事ではないでしょうか。
今一度、自分のしていることを
振り返って考えたいと思います。
長文を読んでいただきありがとうございました。
番組で語られた真実
答えは自然現象としてまとめられました。
専門家が現場となった地形を見るや否や
ヘアピン渦が関係している!
と答えていました。
ヘアピン渦は風を何倍もの強さに変えることが
できるようです。
事故当時の気象図より現場付近では風速15mの
風が吹いていたとされ
ヘアピン渦によりテント周辺は風速45mもの
風になっていたと考えられるそうです。
この強い風により断続的に竜巻が発生することが
ヘアピン渦の研究により分かっています。
ただ、テントは吹き飛ばされていないので
テントが影響されない距離を
竜巻が進んだことになります。
竜巻が通ることにより飛行機が墜落するような
轟音も発生します。
さらには、低周波音がこのヘアピン渦により発生します。
低周波音は音は聞こえませんが
強い恐怖感や、身体の不調などを起こすので
轟音、強い恐怖感、身体の不調
暗闇の中、これらが重なった時に
ベテラン登山家であってもパニックに陥ります。
事故の流れ
- テント周辺でヘアピン渦により竜巻が発生。
- 竜巻と同時に轟音が鳴り響く
- ヘアピン渦により低周波音発生
- 9人に強い恐怖感、身体不調発生により
パニック状態になる。 - パニックのため普段では考えられない行動
テントを切り裂く
裸足で飛び出す
人の服を着る - 矛盾脱衣が起きたために服を脱ぐ
- 結果、凍死となる
隊員たちの髪や皮膚が変色したのは
強い日光に長時間さらされたためであると
専門家は結論を出しています。
舌が無くなったのは
水に長時間使っていたためだと
サバイバルの専門家が指摘しています。
外傷がなく骨が砕けていたのは
谷底に転落した際のものだと結論されました。
ゆえに60年前のミステリーの原因としては
自然現象がもたらした悲劇という事です。
以上、ありがとうございました。